2009/08/10

ニコとナオコ

プーリア滞在中、なんとも楽しいことがたっくさんあったのですが
一番印象的だったのはイタリア人とコミュニケーションしたことかなぁ。

なかでも、「ニコとナオコ」の出会いが強烈だったかも。

あれは忘れもしない、7月なのに夜に18℃まで気温が下がった寒い日だった。
遊びたくてしょうがない日本人二人がブランケット持参で(笑)出かけた夜。
私は、さらにパパ・アンドリューのトレーナー(英国的に言うとジャンパー)まで
着込んでいた。

「寒い、寒い」と震えながら「酒を飲めば温かくなるし」とグイグイ飲みつつ
(この時点で夏の話とは思えない)、恒例の人物観察!
「あの人、チョーかっこいい」
「モデルみた~い」
「モデルエージェンシー始めちゃおうか」
「なんでこんなにドッサリかっこいい人がいるの」

プルプル震えてるわりに、話題はホットな二人。

観察に気が付いたのか、しばらくするとイタリア人グループの男の子が
「おいで、おいで」とワタクシ達に向かって手招きしている。
ハァッ、バレてた!?ドキドキ・・・
今度はそのグループの女の子が「おいで、おいで」と手招き。
そして呼ばれるままに何の躊躇もなく早速席を移動する日本人(笑)

どうやらイタリア人グループも相当飲みが入っていたらしく
期待通りのあったかムードで日本人二人を迎えてくれた。
ノリノリで始まった自己紹介!っていうか、ちょっと待って・・・
誰も英語が話せないんじゃんッ!
自己紹介以外は全くイタリア語が出来ない私はどうすればいいのだ。

すると、ひときわ酔いのまわった男子が英語で話しはじめた。
「ボクノナマエハ、ニコ
「アラッ!ワタシノナマエハ、ナオコ
「アア~、ナオコォ~」
「イエイ、ニコォ~」

よくわかんないけど、お互いの名前に共通点を見つけた!?二人は
「ニコ、ナオコ」、「ニコ、ナオコ」と名前を10往復くらいして楽しくなる。
お酒の力ってすごいね(笑)

楽しくなった二人はさらに周りの仲間にも「ニコ、ナオコ」と自慢し始める。
が、共通点(らしきもの)は他の人には通用していない様子。ま、いっか。

もうジャンジャンお酒が出てきちゃって(暴力バーじゃないよ)
グループの男の子たちは店(le terrazze)のオーナーだったのだ。
なんだ~コレ~超楽しい♪

さらに遠目で「モデル風」に見えたいい男も近づいて見ると
「そうでもないな」と、急に親近感を覚えたりして。

「あなたたち、日本人に会ったの、はじめて?」ってくらい珍しがって
バチバチ写真も取り捲るイタリア人たち。
よくぞチステルニーノに来たねと歓迎してくれていたのかも。
1時半くらいになって、さすがにそろそろ帰りますかね?となったときも
タクシーに電話してくれたり、とそりゃーもう親切にしていただきました。

片言の英語で頑張ってしゃべってくれたイタリアの若者たちよ、
ワタクシがイタリア語できなくて、本当にスマンカッタ!

そして、ニコ!
あなたのことは一生忘れないわ!
だって、わたしたち「ニコとナオコ」だもんね!!
※写真は近日アップ予定※

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