2009/07/29

Puglia 2009 Summer-DAY 3 ばったり

(いきあたりばったり続編)

SP17をOstuniに向かって走るバス。
途中フラントイオ(オリーブオイル搾油所)をいくつか発見。
オリーブや葡萄の畑を抜けてようやくOstuniへ到着・・・したが、
うーんと、ここ、どこ

呆然としつつ、大して焦ってもいないテキトー二人組みは
「とりあえず教会風のとこへ向かってみるか」と歩き出す。
かわいらしい街だね~と、ものすごくテキトーに歩きながら
「警察があるから、聞いてみっか」なんて言ってると警察の手前で
ちょっと、海が見えるよ!!海だ!ワーイ!楽しい~と、
何とも能天気に撮影会を済ませ、スッカリ上機嫌。

警察の建物にturismoの貼り紙を見つけて、素直に矢印を辿ると、
突然目の前に現れたチェントロストリコ!!














なにこれー、超感激!
なんてドラマチックな展開なの!偶然にしては出来すぎ!
テキトー二人組みのテンションあがりまくり。
そして、また臨月↓の私。ポッコリ。















前回来た夜も綺麗だったけど、明るいうちにみるチェントロは
青い空、青い海、オリーブのグリーンによく映える美しい白い街。
まさに Citta Biancaですな!















青い空と白い街並みのすごいコントラスト!そして暑いッ!
眩し過ぎてデジカメに何が写っているか見えないくらい
ものすごい日差し!


















すごい眺め!空の青さに圧倒される。















ああ、Ostuniさま、素敵な出会いをありがとう。
白くて暑い街を堪能して、さぁ、帰ろうかってときになってようやく
バス停がどこなのか知らないことに気がつく(笑)
困ったにゃあ~

再び警察で聞こうと思ったけど、全く人の気配がしない。
二階まで忍び込んでみるが全部のドアに鍵がかかってる始末。
(仕事して、ポリツィア!)
やけくそで撮った警察から見えるOstuniの風景。















こうなったら、自力でバス停を探すしかないわね!!

でも、日本じゃあるまいし、バスを降りた道の反対側にあるとは限らない!
と勝手に決めつけてしまった二人。これが間違いだった・・・

駐車場カフェのお兄さんに「バスに乗りたいんだけど、バス停どこ?」と
尋ねるとお客さんまで一緒になって、必死で説明してくれた。
「私たちはヴィアポーラでバスに乗りたい」とイタリア語で書いた紙を持たされ
あっち、あっちと言われるがままに向かってみることに。
結局チェントロの広場に戻ってしまい途方に暮れるが、タバッキさえ開いてない。
た~すけて~~~(涙)

ちょうど16時になった瞬間、タバッキのおばさんがやってきて、逃すものか!と
「ヴィアポーラはどこ?」と聞いてみるとまた「あっち、あっち」と言われる。
とにかく、右側のあっちなのね、あっち。
チェントロを抜けて街をグイグイ上って行く。
途中で若者に「ヴィアポーラ」の方向を確認して、再びトボトボ。
「こんな朽ちた建物が郵便局なんだね~」とか、それなりに観光しつつ歩くと
何だか見覚えのある道に出てきた・・・

「アレ~、これってさっきバスで降りた道?」
「ヴィアポーラって、via Polaね」
と、ここで私は今更ながらヴィラポーラが通りの名前だったと気づく(汗)
(恥ずかしくて黙ってたけどね)

なんだ!結局、乗るとこも同じ道にあるんじゃん!!

勝手にイタリアだから、とんでもないとこにあるのかと思った。ゴメン。

ああ、ああ、もしかしてあのバスッ!ハッ、チステルニーノって書いてある!
でも発車しちゃってるよ~待って~置いてかないで~~
と、必死に手を上げて、走ってるバスを無理くり止めちゃった私たち。
タクシーじゃないんだから(笑)

ものすごいスピードで道を渡り、「ありがと、ありがと、ありがとー」と
キャーキャー言いながら乗り込む日本人に優しく微笑む運転手さん。
親切にしてくれてありがとね、シクシク・・・

乗客は私たちだけ。
突然飛び乗ったから切符も買ってなくて、運転手さんから買おうと思ったら
「ちょっと待ってろ」と指示を出される。
どーすんのかなぁ~と思っていたら、おもむろに何でもないテキトーなとこで
バスを止めちゃって、バッグから切符を出してくれた。
私たちのために、すす、すいません!

すごくいい人で「チステルニーノは町の中まで入らないけどいいの?」
とか聞いてくれて、降りるときも「ここで大丈夫?わかる?」と心配してくれた。
私が乾いた肌にスプレーしたラベンダーローションも「いい香りだね」と
褒めてくれたし、降りるときも何故か握手したりして(笑)ほのぼのバス旅行。

すったもんだのOstuniバスの旅も無事に終了して、
「何とかなるもんだね」と、さらに開き直った二人のテキトーぶりは
この後もエスカレートするのでした。

【バス情報】(ってほどでもないけど)
Cisternino~Ostuniのバスは、Ostuniの「via Pola」にバス停が、
Cisterninoからは「via Fasano」で乗り込みました。
切符は片道1.50ユーロ。

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