2010/08/14

今回のチャレンジは・・・鉄子デビュー!

2010年視察で自分に課していたお題は・・・
鉄子デビュー!!

実は今までプーリアで電車に乗ったことがなかったんです。
バスは体験アリ!自慢!
ま、バスも毎回何かしらドラマがあるんですけどね(笑)

まずは、プーリア初日から電車にムリクリ乗る、にチャレンジ!

《FS線 Bari Centrale(バーリチェントラーレ)駅~Fasano駅(ファザーノ)》
空路でローマ~バーリへ移動して、わざわざ電車に乗るというもの。
ヴィッラの送迎サービスがあるというのにムチャしてみました。

バーリ空港からバーリチェントラーレ駅まではシャトルバスを利用。
Amtabというバスの16番がバーリ空港と駅のあるPiazza Moroを往復してます。
料金は前払いで、確か4.50ユーロ。(意外と高い!)
でもスーツケースも預かってくれるので便利デスー。

このくらいまでは、おそらくイタリア語ができなくてもいけます。
(しかしこの時点で英語は通じていない・・・)

問題はバーリ・チェントラーレ駅!
ローマではイタリア語を話そうとすると、せっかちのローマ人に遮られて
結局英語になってましたが、ここはプーリア。
そんな訳にはいかないのでございます。州都、でも。

券売機もありましたが、不安なので窓口へ。
大して並んでなくて一安心。
エセ・イタリア語を駆使して「チステルニーノ駅まで2枚」を購入。
お金も払って・・・ヨシヨシ、このくらいのイタリア語ならいける。


















時刻表をチェックして、ホームもチェックして、なんだ余裕だわ。
ちょっと時間あるし超暑いから冷たいものでも飲むべな、と
カフェに入って一休み。

・・・・で、ハテ、チステルニーノ駅っていくつめ???
イタリアの鉄道はアナウンスがないし、降りるタイミング逃すかも!
と突然、不安になる。どうしようううう。

出発時間までもう時間がないけど、何とか聞き出さなくてはと
もう一度窓口に戻って、聞いてみる・・・が、イタリア語が出ない。
そういえば「○○駅はここからいくつめ?」なんてフレーズは
勉強したことなかった。

さっき切符を買った窓口のおばさんに必死で説明を試みて
なんとか言いたいことが通じた様子でホッとしたのも束の間、
「えーっと、まずぅ、○○でしょ、○○でしょ、次なんだっけ」
・・・って、おばさん、停車駅、知らないのッ?(笑)
ショックすぎる!!
あぁ、電車来る~いいや、多分ダイジョブありがとう!と振り切って
ダッシュで旅友Mの待つカフェへ。
走る、走る。走るアジア人、大注目(笑)

Mと合流して急いでホームへ出ると、ボッロイ電車が到着。


















これでいいの?これなの?これがチステルまでいくの?
わーかーらーなーーい。
もうさっきの窓口で全く駅の人を信用できなくなっていたので
やけっぱちで「これで行くでしょ」と開き直っていたら
全くイタリア語ができないMが車掌さんに確認してくれた。
すいません・・・この電車でよかったんだね。

それにしても、ボロイ、ボロイ、ボッロボロ。暑い~~。
日除けをおろして窓を開けようと思ったら日除けの布が
全部破けて剥がれていた。あーりーえーなーい。
夏のFS線乗車は本当にオススメできません!!
ゆだります、マジで。
※誤解があるといけないので追加コメント※
真夏のFS線で長距離を移動するのは勇気がいるくらい暑いです。
長距離だと体力を消耗してしまうのでオススメできない、という意味。
いや、これがまた、だって本当に暑いんですよ。
冷房ありませんから~クスン

そして緊張しながら乗っていると駅名の表示が
どこも大きくて分かりやすいことが判明。

本当はチステルニーノ駅まで行く予定だったけど
ヴィッラのママから電話がきて「一つ前のFasanoで降りて」と指令。
FasanoのショッピングコンプレックスConforamaに用事があるとか。

途中車窓から海が見えたりして、少し気分があがってきた。
そして「Fasano」到着。降りる人もたくさんいて助かった。
ヨロヨロとスーツケースを降ろして、さて到着ぅ・・・と思ったら
駅の出口が反対側じゃないの???
唖然とホームにたたずむ二人。チーン

なぜかFasano駅でしばらく停車していた電車。
みんながスーツケース抱えて途方に暮れるアジア人に大注目。
「あいつら、階段どうすんだろ」とかゆってたよ、きっと。

イタリアでスーツケースから目を離すなんて本当はダメだけど
こんなローカルなとこで誰も荷物なんて盗まないさ、という結論に至り、
二人でエイショ、エイショとスーツケースを降ろす、降ろす。
そして上る、上る。疲れたぁ~暑いぃ~イヤ~ン(涙)


















死にそうになりながら、何とか駅出口へ。
ヴィッラのママとも無事に合流できて初めての鉄子体験終了。

Fasano駅に出た~帰省した風の人が結構いてお迎えの車が
ポチポチと停まってましたよ。
駅に人がいただけで、「チステルニーノとは違うわ~都会!」
と思ってしまいました(笑)ごめん、チステル。


















やっぱり、プーリアはドラマがないとね~。
もともと「大変じゃないとプーリアじゃない」くらいの気持ちで臨むと
どんなことでも乗り切れます、ハイッ!

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