2010/04/30

視点を変えて感じる旅へ

観光地としてとても人気が高いイタリアには
もちろん見所がありすぎて一人分の人生では
時間が足りないくらいだと思います。

旅行費がかさむ、という点でも、済から隅まで
イタリアを知り尽くすのは絶対無理。

いくら欲張っても制覇できないんだったら、ユルく行きましょ。
せっかくだからヨーロピアンにでもなった気分で。
これは「イタリアン・ヴァカンス」のコンセプトでもあります。

東京と新潟しか知らないイナカッペ大将だった20歳の秋、
初めての海外旅行でローマに行きました。

お買い物が目的でもなく、観光したかった訳でもなく、
ただ、いとこがいるから・・・という理由だけで。
予習もなく行ったローマは圧倒的に「異国」でした。

人生でこんなに刺激的なことがあったのか!と
感激して涙するほど強烈な印象を残した旅行でしたが
今でも鮮明に覚えているのは観光地ローマではなくて
旅行によって価値観が変わった「自分」のことかなぁ。

今思うと典型的な観光スポットには全く行ってなかった。
カメラも持っていかなかった、そういえば。
アメリカも、そう。
MTVの番組にもなって今では有名なカリフォルニアの
ビーチサイドに半年間いましたが、観光はしてない。
写真も5枚くらい(笑)

他の国でちょこっと観光したことありますが、見ただけ。
そこで暮らす人がどんな人なのか、どんな生活をしてるか、
何にも見えなかった。
ちょっと寂しい。

だから有名スポットを転々と巡るより、その土地の人のペースで
リラックスすると楽しいんじゃないかなぁ、と思うの。

ルールばかり気にしていると、最終的には不満が残りそう。
ま、それが「また行きたい」につながることもあるんだろうけど。
もちろん「目的」がある旅行もいいと思うんですよ。

ただ、視点をちょっと変えてドシッと構えていると
その土地が見せてくれるものにふと出会える気がする。
発見と冒険は期せずしてやってくるのだ。

せっかく旅行に来たから「全部みる」じゃなくて、
怒涛の移動スケジュールを組まずに
せっかくだから「のんびり」してみるのもアリかと。

イタリアだから世界遺産みなきゃいけない、とか
それはぁ、えっと、あとで考えよう!(笑)
みたくなった時にみればいいさ。
いった時にみるんじゃなくて。

こんなワタクシですので、いわゆるガイドブック的な
アレもコレも、あんなのもこんなのも全部オススメ!とか
いわれちゃうと、かなり混乱しちゃうんですね(笑)
興味が失せるというか。

でも「ロンリー・プラネット」はストレートでいいと思う。
ズバリ書いてると思う。
















プーリア州の導入も「ズバリ」だった。
日本のガイドブックが絶対に書かないことが書いてあった。
それは読んでのお楽しみですよ。

さあ、さあ、みなさまはどんな旅がお好きかしら。

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